弊社は、明治末期の齋藤仙次郎によって創業され、日本で初めて18リットルの機械罐の製造に成功しました。その後、時代の要求とともにシェル石油、モービル石油等の日本トップ企業との取引が行なわれ、事業は発展していきましたが、第二次世界大戦の敗戦により、一時中止の止むなきに至りました。
その後、敗戦の復興の中で、18リットル罐ならびにドラム罐の製造技術は関連会社に受け継がれ、弊社もまた昭和29年、新たに化粧美術罐メーカーとして再出発いたしました。
時代の流れとともに、容器類の多様化は目を見張るものがあります。弊社では、パッケージの将来を予見し、機械装置の導入と技術革新に取り組み、あらゆる罐メーカーとしての実力を蓄えてきました。また最近では、資源の有効活用が環境問題として社会の重要なテーマとなってくる中、罐製品は、再利用の可能な資源として、ますます見直されつつあります。
それにともない、罐メーカーとしての弊社の社会的需要も、今以上に高まっていくことが予想されます。これからが企業としての真価が問われるものと、社員一丸となって確かな製品作りをめざしてゆく覚悟でおります。
今後も、なお一層の御厚情を賜りますようお願い申し上げます。