強度・安全性
スチール缶は、ビンその他の素材と比べると、軽いうえ、容器として耐衝撃性にすぐれ、持ち運び、輸送時においても変形しにくく、壊れません。特に四角い18リットル缶は、丈夫で、安全性が高い便利な容器として塗料、化学関係の産業分野で主に使われていますが、さらに、省スペース、場所を取らない容器として重宝され、分野を超えて役立っています。四角い形の18リットル缶(5ガロン缶)は、保存性にすぐれ、省スペース、使いやすさなどの点から、日本の風土に適したスチール缶として流通し、用途も、塗料、食料、化学品など、さまざまな分野に広がっています。その量は、年間2億5千万缶が使用されています。このほかペール缶、オイル缶なども便利なスチール缶です。
化粧品やカセットコンロ用ガスボンベなどに使われているエアゾール缶は、可燃性ガスや高圧ガスなどが封入されていることから、特に安全性が要求されますが、
この分野でも、スチール缶の持つ強度が密封性、耐熱性の面で大いに役立っています。